ジャズを歌おう!
ジャズにご興味をお持ち下さる方々が結構いらして、
嬉しいことに、
「ジャズを歌ってみたい!」とのお声を良く聞きます。
本当に、「ジャズを歌ってみたい!」方には、
ジャズボーカルのクラスに通われるのが上手になる近道ですが、
経済的に・・・とか、
近所にスクールがないし・・・ 等、
様々なご事情も伺いますので、
出来る限り分かり易く説明致します。
ジャズスタンダード(ジャズの定番曲)と言われる、
いわゆる皆さんが「聞いたことがある!」と言う有名な曲は、
第二次世界大戦前後に作られた曲がとても多いです。
そのせいか、歌詞を読んでみますと、例えば、
●For all we know
戦争の為に愛する人と離れ離れになってしまう、
もう二度と、愛するこの人とは会えないのかもしれないと言う悲しみの歌詞。
●Crazy he calls me
あなたの為なら、山も動かす、火の中もくぐり抜ける!という
まっすぐで情熱的な歌詞。
●Danny Boy
大切な息子さんを戦争で失ったお母さまが
亡き息子さんを思って、「帰って来て!」と叫ぶ、
辛すぎて心が引き裂かれそうになる歌詞。
純粋過ぎて、人って本当はこんなにも心が美しい!と感動する曲ばかりです。
この時代の方々は、とても情緒豊かですね。
この様に、
ジャズを歌いたいのなら、
ジャズを良く知ることが大切です。
ジャズは、英語で歌います
一曲を歌い始める前に、必ず、英語の歌詞を最初から最後まで全部読みます。
内容を把握しないと、心を込めて歌えません。
ここで、意味が分からない単語が出てくると、一つずつ辞書で意味を調べます。
意味が理解出来たら、発音をチェックします。
ご面倒でも、この段階でしっかりと正しい発音をご確認下さい。
最近は、ネットで発音を確認出来る辞書がありますね!
つくづく、良い時代になりました。
歌う前に、まず歌詞を読めないと歌えませんので、
つっかからずに、滑らかに読める様になるまで、
何度も何度も声に出して読みます。
"キー" とは?
"キー" を決めます。「"キー" とは、何ですか?」
ドレミファソラシド の ド の音が、
上記のどの音からスタートしているのかにより、
(ルート(Root)、日本語では根音と呼ばれます)
基本になるキーが決まります。
例):
Cがルート(Root)の場合、ドレミファソラシド を英語では、以下の様に表します。
ド = C
レ = D
ミ = E
ファ = F
ソ = G
ラ = A
シ = B
そして、
長調(楽しい明るい曲調)を メジャー
短調(悲しい寂しい曲調)を マイナー
と言います。
ですから、例えば、あるメジャーの曲を、
ドレミファソラシド の ド が、
ド = C
から始まる "キー" で歌いたい (ルートは C)
と言う場合は、キーは、Cメジャー になります。
例えば、マイナーの曲を
ドレミファソラシド の ド が
ソ = G
から始まる "キー" で歌いたい (ルートはG)
と言う場合は、キーは、Gマイナー になります。
ここで一つ注意!
例えば、あるマイナーの一曲をAマイナー で歌う!
と決めた場合、
私のキーは、今後、マイナーの場合はどの曲も全部Aマイナー!
全ての曲において、Aマイナーが私のキー!
と考える方がいますが、そうではないのです!
曲によって、キーは異なりますので、ご注意下さい。
ご面倒でも、一曲ずつ、必ずキーを確認しましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿